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CBT試験とは?IBTとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説

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CBT試験とは?IBTとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説
CBTとは、会場のコンピューターで試験を受ける方法です。この記事では、CBTで試験を実施したいと考えている担当者に向けて、CBTの概要やメリット・デメリットについて解説します。CBTは具体的にどのような試験に向いているかについても解説するため、ぜひ役立ててください。

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CBTとは

CBTとは、コンピューターを利用して行う試験の方式です。受験者が試験会場へ行き、設置されているコンピューターを使用して受験します。CBTは「Computer Based Testing」の頭文字をとった表現です。CBT方式やCBT試験などともよばれますが、基本的には同じ試験の方法を示しています。

なお、従来の用紙に書き込む試験は、CBTに対して「PBT(Paper Based Testing)」と表現される場合もあります。

IBTとの違い

IBTとは、受験者自身のパソコンを使って実施する試験の方式です。「Internet Based Testing」を略してIBTとよんでいます。なかにはタブレットやスマートフォンに対応している試験もあり、場所を問わずどこからでも受験可能です。

なお、CBTを「テストセンター型」、IBTを「自宅型」とし、IBTもCBTに含める場合もあります。この記事では、テストセンター型をCBTとして解説しています。

CBTの特徴

CBTは、受験の申し込み、試験の実施、合否通知のすべてのプロセスをインターネットで完結できます。そのため、たとえば、感染症への対策が必要な状況でも「密」を避けて試験を実施できます。

スピーキング問題にも対応可能

CBTはインターネットやパソコンで実施し、基本的にはマウスやキーボードを使用して解答します。ただし、筆記や択一式の問題だけでなく、スピーキングの問題にも対応可能です。スピーキングの問題についてはヘッドセットで音声を聞き、マイクに音声を吹き込んで解答できます。

CBTが注目される背景

CBTに注目が集まった背景には、2020年の新型コロナウイルスの流行があります。多くの人が同じ場所に集まることが難しくなり、企業ではテレワーク、教育機関ではオンライン授業の導入が進みました。それに伴い、文部科学省をはじめとする政府機関は、CBTの導入を推進しています。また、CBTにはさまざまなメリットがあるため、導入を積極的に進めている企業も増えています。

テレワーク

CBTの6つのメリット

CBTにはさまざまなメリットがあります。ここでは、CBTのメリットを6つ解説します。

コストや手間を省いて試験実施できる

CBTは、従来の試験方式と比較してコストや手間を削減できるというメリットがあります。用紙を使用して試験を行うには、試験前から試験後の各プロセスで多くのコストや手間がかかります。具体的には、問題用紙や解答用紙の印刷、保管、配送、回収、廃棄などのプロセスがあり、それぞれ対応しなければなりません。

それに対してCBTは、試験に関するすべてのプロセスをインターネット上で完結させられます。コストや手間を抑え、スムーズな試験の実施が可能です。

すぐに結果を出せる

CBTはインターネットを活用してパソコンで行うため、採点や集計作業もスピーディに完了します。一方、従来の紙の試験では、解答用紙を回収したうえで1枚ずつ採点する必要がありました。その後に集計するため、結果をまとめるまでに長い時間がかかります。CBTなら試験の結果をすぐに確認でき、そのデータをタイムリーに活用しやすいです。

5-1.データの一元管理ができ詳細な分析が可能になる

CBTは解答をパソコンで行うため、結果をデータとして管理できます。解答のデータだけでなく、結果の集計も一元管理できて便利です。取りまとめたデータを活用し、詳細な分析も行えます。たとえば、特定の条件に基づいてデータを抽出したり、問題ごとの解答時間や正答率などを割り出したりすることも可能です。CBTなら試験に関する情報を素早く把握し、柔軟に活用できます。

5-2.出題の幅が広がる

CBTなら、従来の試験よりも出題できる内容の幅が広がります。紙の試験では、音声や動画による出題はできません。しかし、CBTなら、パソコンで問題を表示する際に音声や動画も簡単に取り入れられます。画面を操作しながら解答する問題も出題可能です。出題の表現の自由度が高くなるため、受験者の理解度をより詳しく測りやすくなります。

5-3.試験問題の流出や紛失のリスクを減らせる

紙で実施する試験の場合、問題用紙や解答用紙を印刷し、試験会場へ送付する必要があります。厳重な管理が前提となるものの、用紙を紛失したり、問題の内容が事前に流出したりするリスクはゼロではありません。

一方、CBTはインターネットを利用して問題に関するデータを送受信します。試験を実施するタイミングでリアルタイムなやり取りが可能です。CBTは安全性が高く、リスクを抑えて試験を実施できます。

5-4.受験者に大きなメリットを提供できる

CBTの試験会場は、受験者自身が自分で選べます。また、試験日も一定期間の中から選択可能です。従来は試験会場や試験日が限定されているケースが多く、忙しい人は都合がつかず受験を見送るケースもあったと考えられます。しかし、CBTなら試験会場や試験日の自由度が高く、自分の都合に合わせて試験を受けられます。従来の紙の試験方法からCBTに切り替えれば、受験者が増える可能性を期待できるでしょう。

CBTのデメリット

メリットが多いCBTにも、デメリットはあります。具体的にどのようなデメリットがあるか解説します。

6-1.パソコンが苦手な人は受験しにくい

CBTではパソコンを使用して試験を受けるため、受験者自身がパソコンを操作します。そのため、パソコンに慣れていない人や苦手意識のある人は、CBTをスムーズに受験できない可能性があります。

パソコンが不得意な人にもCBTを受けてもらうには、試験の流れや操作方法などを丁寧に説明しなければなりません。たとえば、動画を作成して手順を伝える方法があります。

6-2.1度に受験できる人数に上限がある

CBTはテストセンターのパソコンを使用するため、会場のキャパシティや空席状況によって1度に受験できる人数には上限があります。同じ日の同じ時間帯に受験の希望者が集中した場合、一部の人は別の日時でないと受験できない可能性があります。一般的には実施回数を増やし、年間で受験できる人数を調整することで対応可能です。

CBTが向いている試験

CBTはどのような試験に向いているのでしょうか。以下で具体的に解説します。

CBTが向いている試験

7-1.選択肢から正解を選ぶ試験

選択肢の中から正解を選んで解答する試験は、CBTへの切り替えがしやすいです。たとえば、計算問題は正しい答えが1つしかないため、CBTで選択肢を提示して解答してもらうとよいでしょう。

7-2.受験者・実施機会が多い試験

受験者の数や実施する回数が多い試験についても、CBTが向いています。CBTは受験の回数が多くても効率的に対応できるという特徴があります。採点や集計も素早く行えるため、負担を抑えてスムーズに試験を実施可能です。

CBTの今後

ICT環境の進化に加え、コロナ禍の影響によりCBTが普及しました。文部科学省もCBTのさらなる普及に取り組んでいます。ペーパーレス化の推進やSDGsをはじめとする環境問題への対策としても、CBTの選択は有効です。

CBTは時代に適した試験方式としての認識が増しており、今後はさらに普及すると考えられます。日常的にインターネットに触れている人が多いため、受験者もスムーズに対応できる可能性が高いです。

まとめ

CBTはパソコンやインターネットを活用する試験であり、近年は特に導入が進んでいます。採点や集計の手間も少なく、スムーズに試験を実施できます。CBTは、今後さらに一般的になっていくでしょう。

スマート入試は、堅牢な不正防止に優れたオンライン試験サービスです。パソコンやスマートフォンのカメラとAIを活用し、分かりづらい不正を素早く発見できます。企業や大学などさまざまなところで導入が進んでいるところです。インターネットを活用した試験を適切に行うために、ぜひ導入を検討してください。

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