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オンライン試験でカンニングを防止する方法とは?リスクや不正のパターンについて解説

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オンライン試験でカンニングを防止する方法とは?リスクや不正のパターンについて解説

オンライン試験の導入を検討している場合、受験生の「カンニング」のリスクはとても気になるものです。
カンニングが横行すれば試験の意味がなくなるため、オンライン試験の導入を決めきれない企業は少なくありません。
この記事では、オンライン試験におけるカンニングのリスクや具体的な事例、対策方法を解説します。

 

オンライン試験におけるカンニングのリスク

まずはオンライン試験やオンラインテストにおけるカンニングのリスクについて、詳しく解説します。

オンライン試験でカンニング対策が必須か

オンライン試験は、受験生の試験状況を個別に監視することが難しいです。
特にインターネットを利用し自宅で試験を受けるIBT(Internet Based Testing)の場合、
受験者が自由な行動を取りやすいため、カンニングのリスクは高まります。

受験生側も試験会場よりオンライン試験の方がカンニングを容易にできると考える人が多くいます。
オンライン試験を実施する際には、事前にカンニングが発生することを前提に考える必要があるでしょう。

オンライン試験でカンニング対策は不可能か

一般的に、オンライン試験におけるカンニング対策の難易度は高いと考えられています。
オンライン試験で試験官が目視でチェックできるのは、映像の範囲内に限られるため対策は難しいです。

そもそも通常の試験でも、集団試験でのカンニングを完全に防止することは困難といえます。しかし、オンライン試験に関しては、主催者側である企業や学校が専用の対策を取れるため、準備次第でカンニング防止は可能です。オンライン試験で有効なカンニング防止法については後述します。

カンニングが受験生に与える影響

カンニングが受験生に与える影響について、詳しく解説します。

カンニングが習慣化するリスクがある

カンニングが成功すると受験生のなかで不正行為が正当化されてしまい、習慣化するリスクがあります。
合理化の感覚でカンニングを繰り返すようになり、最初は罪悪感を持っていてもスリルを楽しむようになるケースが少なくありません。
そのため、試験以外のシーンでも不正行為を行ってしまう可能性が高まり、モラルハザードの問題にもなります。

 試験を開催する企業や学校側は、そういったリスクも考慮してカンニング防止に力を入れることが必要です。

社会的な問題として取り上げられる可能性がある

過去にもカンニングによる不正行為が問題視され、ニュースで取り上げられた事例は多くあります。
カンニングをきっかけに受験生の人生が大きく変わってしまう可能性もあります。
たとえば2011年の京都大学二次試験や2022年の大学入学共通テストなど、事件化されたカンニングでは偽計業務妨害として捜査されました。

オンライン試験においても、カンニングが社会的な問題として捉えられる可能性はあるため、未然に防止することが求められます。

入学・入社後にギャップに悩まされる

カンニングで合格しても、入学・入社後に現場とのギャップが大きいことに悩まされる可能性が高いでしょう。
カンニングをして自身の能力に合わない学校や企業に入ってしまうと、その後の評価が低くなり、プレッシャーを感じることもあります。

結果的に自分を追い詰めることになり、早期退職や退学につながってしまうことも少なくありません。
企業・学校側にとっても、せっかく合格させた受験者を手放すリスクになります。

オンライン試験で注意すべきカンニングの種類

オンライン試験やオンラインテストで発生しやすいカンニングのパターンとして、次の手法が考えられます。

・カンニングペーパーを使う
・インターネットを使う
・他者に解答を教わる
・他社の回答を盗み見る

他社の回答を盗み見ることや、カンニングペーパーの使用は昔から一般的なカンニング方法です。
インターネット利用は近年オンライン試験だけでなく、従来の試験でも頻繁に見られるようになりました。ここでは不正を助長する可能性があるため、具体的な方法の明言は避けます。

オンライン試験やオンラインテストのカンニングを防止する方法

オンライン試験やオンラインテストのカンニングを防止する方法について、紹介します。

カメラを使ったリアルタイムの監視を行う

Webカメラを使用して、受験者をリアルタイムで監視する方法です。
従来の試験会場で行う試験と異なり、オンライン試験ならば1人ひとりにWebカメラがあるため監視できます。
Webカメラを使えば、受験者の目線が不自然に周りを見ていないかチェック可能です。
また、受験環境にカンニングペーパーやスマートフォンなどのデバイスがないかも確認できます。

最近は撮影範囲の広いカメラを使用させることで、死角を減らした効果の高い監視を行うケースも出てきました。

受験者の情報とIDやパスワードを紐付ける

受験者の情報を個別に管理できるようにすることで、不正行為があった場合に即座に対応できます。

他の受験者と間違えるようなトラブルもなくなるため、IDやパスワードを発行して受験者ごとに紐づけることも効果的な対策です。
またカンニング防止で使用する受験者情報は本人の顔であり、以下2種類の方法でチェックできます。

・顔認証:事前に送付した本人の写真と、Webカメラで撮影された受験中の画像をコンピューターで自動的に照合
・eKYC:オンライン上で本人確認書類と受験次の顔を目視・照合

不正を検出するAIを活用する

オンライン試験に活用できる不正検出AIを導入し、カンニングを防止可能です。
たとえば「視線を検出するAI」を使うことで、よそ見を検知してカンニングの可能性を把握できます。

「物体検知を行うAI」であれば、受験者の環境に余計な物体がないか検出可能です。
「PC画面認識AI」を使うと、パソコンを使って調べ物をしていないかなどを確認できます。

このようにカンニング防止につながるAIは多数あるため、それらを総合して使えるサービスの導入がポイントです。
リアルタイムの監視に限らず、録画して試験後にしっかりとチェックすることもできるため、従来の試験会場で行う試験以上にしっかりと不正を監視できます。

「カンニングを監視するシステムを導入している」ことを周知させる

具体的にどのようなカンニングシステムを導入しているのかを、受験者に周知させることで一定の不正防止効果があります。
カンニングを検討する人の中でも、監視が厳しければカンニングできないと考えている人は多いです。
カンニングを監視されていると意識させることは、不正への心理的ハードルを上げるため抑止力につながります。

まとめ

この記事では、オンライン試験のカンニングリスク・対策について解説しました。
受験生・運営のどちらもオンライン試験はカンニングしやすいと考えていますが、対策を行うことでカンニングは防止できます。

オンライン試験でしっかりと不正対策を行いたいなら、スマート入試の利用を検討してください。
スマート入試は2つの監視カメラと7つのAIによる強力な不正監視機能を搭載しており、堅牢な不正防止機能が自慢です。
またインストール不要で、手軽にオンライン試験を導入できます。

 

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