オンライン試験システムの選び方のポイントとは?メリットや主な機能について解説!
オンライン試験の概要
オンライン試験とは、パソコンやタブレットなどを用いて試験を受験する方法です。
一般的な名称として、主に指定された会場内にあるコンピューターで受験をする「CBT(Computer Based Testing)」場合と、受験者がそれぞれの自宅で受験する「IBT(Internet Based Testing)」の2種類があります。 試験会場で行うCBTは、ほぼ全員が同じ条件の環境で試験を受けられ、試験監督による監視でカンニングなどを防げる点がIBTより優秀です。 IBTは時間・場所問わず受けられるからこそ、環境による差が出たりカンニングなど不正行為を防げなかったりします。 しかし近年は、感染対策なども考慮してIBTの導入が進んでいる状況です。
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目次
オンライン試験の必要性
昨今のコロナ禍により、オフラインで試験が難しい場合があります。 三密を避けて試験会場のスペースを確保することや、オンライン試験の需要が増していることが理由です。
オンライン試験需要の高まりから、大正大学ではオンライン入試が導入されました 。国家資格のキャリアコンサルタントではコロナ禍での対策として、更新講習のみオンライン試験が可能になった事例があります。
オンライン試験システムの主な機能
オンライン試験システムとは、PCやタブレット、スマホを使ってインターネット上で効率よく試験を行うためのサービスです。 各種の資格試験や検定試験はもちろん、企業内部における昇進昇格試験、業務の理解度確認試験、採用試験、教育機関でのテストなど、幅広いシーンで活用可能です。会場を借りたり、人員配置をしたりなどの手間やコストをカットして、対面での試験と同様の厳正な試験を実施することができます。
オンライン試験システムの6つのポイントについて解説します。
試験の作成機能
試験を作成するための機能で、問題や回答の選択肢、制限時間などを設定することができます。
受験者管理機能
受験者を管理するための機能で、受験者情報や試験結果を管理することができます。
試験監督機能
試験監督者が試験の進行を管理するための機能で、受験者の警戒や不正行為の警戒などを行うことができます。
セキュリティ機能
試験のセキュリティを強化するための機能で、受験者の身元確認、不正行為の検知、試験データの暗号化などを行うことができます。
解析機能
受験者の試験結果を解析するための機能で、統計情報やグラフなどを用いて、受験者の能力や傾向を分析することができます。
カスタマイズ機能
試験の見た目や動作をカスタマイズするための機能で、ロゴや背景色などのデザインや、言語や通知メッセージの設定などを行うことができます。
オンライン試験システムを導入するメリット
受験者数の増加に期待できる
オンライン試験なら、特定の会場に出向く必要がなくなります。 これまでスケジュール・立地などが原因となって受験できなかった人たちも参加しやすくなるため、受験者数の増加を期待できるでしょう。
新型コロナウイルス流行などに伴う入国制限下でも、海外から受験できるようになることは大きなメリットです。
受験にかかるコスト削減につながる
試験会場のレンタル費用や試験問題・解答用紙の印刷、試験官の人件費など、従来は欠かせなかったコストが削減できます。
実施者側はコロナウィルスの感染対策にかけるコストも不要となるため、大幅な費用削減も可能です。 受験者側からしても交通費や宿泊費などが不要となり、受験がしやすくなるメリットがあります。
感染リスクの低下につながる
オンライン試験によって、会場や移動中の感染リスクの低減が可能です。 従来の試験会場では、受験者が一箇所に集まるため感染症の拡大リスクがありました。 オンライン試験ではそれぞれの自宅で受験ができるため、試験を理由に感染する可能性は低くなります。
受験者の安全性を確保しつつ、試験が行える点もメリットです。
オンライン試験システムの選び方のポイント
多くの企業がオンライン試験システムを提供していることから、どれを選べばよいか悩んでしまうでしょう。その際は、以下の点を意識してオンライン試験システムを選んでみてください。
PCカメラ映像
PCに搭載されているカメラから受験者を正面から撮影し、カンニングを思わせるあやしい動きや不自然な目線、顔の向きをチェックするのが一般的です。
しかしPCの死角を利用した不正を完全に防ぐことは出来ません。
スホマカメラ映像
Cの死角を利用した不正を防止するためにスマホを活用し、受験者の手元や周辺を映して監視する方法もあります。 PCカメラと併用することでほとんどの不正に対して対策をすることが可能となります。
PC画面の監視
受験者が終始、PCに注目しているからと言って、不正をしていないとは限りません。 事前に用意しておいたカンニングペーパーやネット検索をしている可能性もあります。 そのため、PC画面のキャプチャを取得したり、テスト画面以外の操作が出来ないように対策をする必要もあります。
音声
スマホやPCをはじめとした端末に標準で搭載されている音声検索や第三者の音声による補助なども不正として発生します。 これを防ぐ手段として、受験環境の音声を取得する方法もあります。
まとめ
この記事では、オンライン試験システムの選び方やメリットについて解説いたしました。 オンライン試験は従来より受験者の間口が広がり、コスト削減もできるメリットがありますが、その分不正対策が難しい側面があります。 スマート入試なら2つの監視カメラと7つのAIによる強力な不正監視機能があるため、オンライン試験の課題を解決できます。 インストール不要で手軽にオンライン試験を導入できるため、すぐにオンライン試験導入したい企業にもおすすめです