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オンラインテストを検討している方必見!不正対策に強いテストシステムの選び方とおすすめ12選

オンラインテストを検討している方必見!不正対策に強いテストシステムの選び方とおすすめ12選

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オンラインテストを検討している方必見!不正対策に強いテストシステムの選び方とおすすめ12選
オンラインテストの導入を検討する際に、最も頭を悩ませるのが「不正対策」ではないでしょうか。昨今、試験のオンライン化が進む中で、いかに信頼性を保ちつつ、効率よく運営できるかが重要なポイントとなっています。
特に、企業内の資格認定試験や大学・専門機関での入試・検定など、公平性やセキュリティを重視する現場では、単に“導入しやすい”だけでは選べない時代に入りました。

この記事では、不正行為を防ぎながらも安心して試験運営ができるシステムの選び方と、その実現を支援するおすすめのシステムを厳選してご紹介いたします。

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 目次

  1. オンラインテストシステムとは?
  2. 不正対策に強いテストシステムの特徴とは?
  3. オンラインテストシステムの選び方と比較ポイント
  4. 不正対策に強いおすすめオンラインテストシステム12選
  5. 導入前に確認したいステップと注意点
  6. まとめ|安心・安全なテスト運営を実現するために

オンラインテストシステムとは?

オンライン試験の仕組みと主な方式(CBT / IBT)

オンラインテストシステムは、インターネットを介して試験の配信・受験・採点・結果通知までを一括で管理できるシステムです。現在、主に2つの実施方式が使われています。

・CBT(Computer Based Testing):会場に設置されたPCを使って受験者が試験を受ける形式。受験環境の統一性や回線安定性が高く、国家試験などで多く採用されています。
・IBT(Internet Based Testing):受験者が自宅や職場などからインターネットを通じて試験を受ける形式。利便性が高く、柔軟な受験が可能です。

どちらの方式も、システムによっては同一プラットフォーム上で両方を切り替えて利用できるハイブリッド型も登場しています。

導入が進む背景と利用シーン

オンラインテストの導入が進んでいる背景には、働き方の多様化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速、感染症対策などがあります。特に企業内の昇進試験や社内資格認定試験、大学の入試、民間団体による検定試験など幅広い領域で利用が拡大しています。

紙ベースの試験では実現できなかった、「採点の即時化」「不正行為の検出」「コスト削減」「全国同時実施」などがオンライン試験によって可能となり、導入の検討が現実的な選択肢となっています。

不正対策に強いテストシステムの特徴とは?

不正行為を防ぐための技術的機能

オンライン試験では「替え玉受験」や「カンニング」などの不正行為が懸念されます。これに対して各システムでは、様々な技術的対策を講じています。

・顔認証ログイン:受験前後に顔認証を行うことで、本人確認を強化
・カメラ監視:受験中にウェブカメラで常時録画し、不審な動作を検知
・画面操作の制限:別タブの起動やキーボードショートカットの制御により、外部参照の抑止

こうした機能が統合されたプラットフォームであれば、不正行為のリスクを大幅に軽減できます。

プロクタリング(監視)機能の有無

「プロクタリング」とは、試験中の受験者の挙動をリアルタイムまたは録画で監視する仕組みです。AIによる自動監視型と、人による目視監視型に大別されます。

・AIプロクタリング:顔の向き、視線の動き、複数人の映り込みなどを自動検出。録画データを後で確認する運用も可能。
・ライブプロクタリング:監視スタッフが複数画面を同時にモニタリング。信頼性が高く、国家試験レベルの試験に適しています。

用途や予算に応じて、これらを組み合わせて使用するケースも増えています。

セキュリティ設計・通信の暗号化

技術的な不正対策と並んで重要なのが、システム全体のセキュリティ設計です。

・TLS/SSLによる通信の暗号化:試験中のデータや個人情報を安全に送受信
・試験データの暗号保存:サーバ上に保存された問題や結果の漏洩リスクを軽減
・IPアドレス制限・端末認証:受験を許可されたネットワーク・端末からのみアクセス可能に

これらの機能はシステム提供側の実装品質によって大きく異なるため、比較検討の際には確認が必要です。

オンラインテストシステムの選び方と比較ポイント

自社運用(SaaS)型と運営委託型の違い

オンラインテストシステムには大きく分けて「自社運用(SaaS)型」と「運営委託型」があります。

・自社運用(SaaS)型:自社内で試験を設計・運用できるクラウド型システム。柔軟性があり、頻繁な試験実施に向いていますが、運用負担は高めです。
・運営委託型:試験設計や運営を専門ベンダーに委託。試験当日の対応や受験者サポートまで任せられるため、人的リソースの少ない団体に適しています。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の運用体制や予算に応じて選択しましょう。

受験方式・同時接続数・管理機能の確認

導入前には、以下のような観点でシステム要件を洗い出すことが重要です。

・受験方式:CBT/IBT対応の可否、ハイブリッド利用の柔軟性
・同時接続数:ピーク時のアクセス数に対応できるキャパシティ
・管理機能:問題作成、受験者管理、成績集計、レポート出力など

これらの機能が不足していると、運用が煩雑になったり、セキュリティリスクが増大する恐れがあります。

費用感と導入支援体制のチェック

料金体系も重要な選定基準です。初期導入費+月額基本料+受験者数に応じた従量課金の仕組みや、または試験1回あたりのパッケージ価格で設定されているサービスが主にあります。

加えて、導入前後のサポート体制(設定支援、トラブル対応、マニュアル提供)も評価ポイントです。実績豊富なベンダーほど、手厚い支援を受けられる傾向にあります。

不正対策に強いおすすめオンラインテストシステム12選

以下に、不正対策の機能が充実した信頼性の高いテストシステムを厳選してご紹介します。

スマート入試(株式会社サーティファイ)

概要

「スマート入試」は、大学入試、採用試験、認定資格試験など、信頼性と公平性が求められるシーンに特化したオンラインテストシステムです。株式会社サーティファイが開発・提供する本サービスは、試験中の不正行為を防ぐための多層的な監視技術を採用しており、CBT(会場受験)とIBT(自宅受験)の両方式に対応しています。特許技術(特許第7535899号)に基づいた設計により、高度なセキュリティと柔軟な運用を両立しているのが特長です。

不正対策における代表機能

スマート入試では、不正対策の中核として「2カメラ体制+7種のAI検出機能」による監視が導入されています。PCの内蔵カメラに加えてスマートフォン等を副カメラとして用いることで、受験者の手元や画面外の動きまで可視化され、不正行為の“死角”を最小限に抑える設計です。さらに、AIによって視線の動き、顔の向き、口の動き、音声の有無などがリアルタイムで分析され、異常検知時には即座に試験監督者が把握できる仕組みも整っています。

このほか、受験前の本人確認プロセスでは顔認証技術とeKYCの併用により、なりすまし受験のリスクも効果的に排除。試験実施後の映像データや操作ログも保存されており、後日検証や監査対応にも活用可能です。

強み/活用シーン

スマート入試は、信頼性が重要視される大学・専門学校の入試、資格認定試験、企業の昇進試験や選抜試験など、ミスが許されない場面での導入に最適です。特に、全国・海外からの遠隔受験を受け入れる試験では、物理的制約を超えて「公平な機会の提供」と「高度な不正対策」の両立が求められるため、本サービスの真価が発揮されます。

導入団体の声としても、「想定以上に不正検知の精度が高く、安心してオンライン化できた」との評価が寄せられており、実績面からも信頼度の高い選択肢と言えるでしょう。

▶ 詳細: https://smarte.jp/

WisdomBase(株式会社シェアウィズ)

概要

WisdomBaseは、オンライン学習管理システム(LMS)と連携したオールインワン型のテストプラットフォームで、学習の進捗管理から試験の実施、評価までを一括で運用できるサービスです。社内資格試験、研修修了試験、昇進評価など、企業の人材育成・評価のシーンで多く採用されており、教育研修領域におけるデジタル化を強力にサポートしています。

不正対策における代表機能

WisdomBaseでは、インカメラとデスクトップの2つの視点による監視体制を実現しており、受験者の顔とPC操作画面の両方を記録・監視することで、カンニングや不正閲覧などの行為を効果的に抑止しています。また、試験問題や選択肢のランダム出題機能、時間制限の設定、試験開始後のタブ移動やブラウザ操作の制限など、オンライン試験特有の不正行為への対策が標準で実装されています。

特筆すべきは、LMSとのシームレスな連携により、試験実施の前後で受講履歴や学習内容との照合も可能な点です。これにより「受験準備なしでの替え玉行為」などの検出も強化され、学習の成果に基づいた正当な評価が可能となっています。

強み/活用シーン

WisdomBaseは、社内試験・社外教育・eラーニングなど、継続的な教育評価の仕組みを構築したい企業・教育機関に最適です。特に、LMSと試験機能の連携により、受講者の管理からテスト、修了証の発行までワンストップで完結できる点は、大手企業や多拠点を持つ組織において大きな導入メリットがあります。

ITリテラシーの高くない職種や年齢層でも操作がしやすく、UI/UX設計にも配慮されているため、幅広い人材層への適用が可能です。

▶ 詳細: https://wisdombase.share-wis.com/

MASTER CBT PLUS(株式会社イー・コミュニケーションズ)

概要

MASTER CBT PLUSは、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するCBT(Computer Based Testing)専用の試験運用プラットフォームです。国家資格や公的検定試験など、高いセキュリティ基準が求められる試験の運営実績を多く持ち、試験システムの安定性・信頼性に定評があります。特に大規模会場や複数拠点同時運営といった、複雑な試験体制にも対応できる構造が特徴です。

不正対策における代表機能

MASTER CBT PLUSでは、不正を未然に防ぐための仕組みとして、まず問題のランダム出題機能が導入されています。受験者ごとに出題順や設問構成をランダム化することで、回答内容の共有やカンニングのリスクを抑えています。また、試験中の画面操作は完全に制御されており、受験者がタブを切り替えたり他のアプリケーションを開いたりすることができない仕様となっています。

さらに、受験端末の事前チェックや監視機能によって、事前に不正なプログラムの混入や不審な接続の兆候を排除します。運営側ではリアルタイムで受験状況を把握できるダッシュボードが提供されており、異常な受験行動があった場合は即座に対応可能な体制も整っています。

強み/活用シーン

MASTER CBT PLUSは、自治体、官公庁、国家資格団体など、ミスが許されない大規模な公開試験の実施を検討する団体に適しています。信頼性の高いインフラと、高精度な試験監視機能により、複数会場・多人数同時受験といった高度な要件にも柔軟に対応できるため、全国統一試験や定期昇格試験などにも多く導入されています。

今後、紙試験からCBTへの切り替えを検討する団体にとっても、円滑な移行と運営支援が期待できるソリューションといえるでしょう。

▶ 詳細: https://www.e-coms.co.jp/business/cbt

Testable(株式会社プロシーズ)

概要

Testableは、教育・研修サービスを提供する株式会社プロシーズが開発したオンライン試験システムです。特に、資格試験や研修修了試験、採用試験など幅広い領域での利用が想定されており、「大規模運用」「セキュリティ対策」「ユーザー負荷の軽減」を高次元でバランスさせた設計が特徴です。1万人規模の同時受験や、安定したネット接続が困難な環境でも対応可能なオフライン受験機能など、大規模試験にも適応する拡張性を備えています。

不正対策における代表機能

Testableでは、不正防止のための機能がシステムの核に位置づけられており、まず受験前には顔認証とeKYC(オンライン本人確認)を組み合わせた本人確認プロセスを導入しています。これにより、なりすまし受験や代理受験のリスクを大きく減らすことが可能です。

受験中は、タブの切り替えや外部アプリケーションの起動を検知・制限するブラウザ操作制御機能が作動します。また、受験者の挙動をAIがリアルタイムに監視し、カメラ越しに視線の動きや不自然な行動を検出する機能も備えています。これらの機能は警告表示や自動記録と連携し、試験の公平性を担保するための実効性の高い手段となっています。

強み/活用シーン

Testableは、教育事業者・企業の人事部門・研修会社など、多様な試験運営者が扱う中小〜大規模試験にフィットする構成となっており、CBT・IBT問わず柔軟に運用可能です。また、地方拠点や海外拠点など、インフラ環境が不安定な場所での利用も見越したオフライン受験機能が導入されているため、グローバル企業や広域展開する法人にも適しています。

そのほか、UI設計にも配慮されており、受験者にとっても扱いやすく、トラブルが少ない点も支持されています。

▶ 詳細: https://www.pro-seeds.com/testable/

TAOクラウドJP(株式会社インフォザイン)

概要

TAOクラウドJPは、世界的に利用されているオープンソース試験プラットフォーム「TAO™」をベースに、株式会社インフォザインが日本国内向けにクラウドサービス化したオンラインテストシステムです。QTIやLTIなどの国際規格に準拠しており、高度な相互運用性と拡張性を備えつつ、ブラウザベースで簡便に試験を作成・実施・分析できる環境を提供しています。教育機関、研究機関、企業の社内評価など、幅広いニーズに対応可能な自由度の高さが魅力です。

不正対策における代表機能

TAOクラウドJPは、標準機能として「問題ランダム化」「選択肢シャッフル」「時間制限」など、受験者同士の不正な情報共有を防ぐ設計が施されています。また、受験者の操作ログや解答履歴、回答時間などの詳細データが自動収集・記録され、これらの情報を基に不自然な行動やパターンの検出も可能です。

さらに、試験中のUIは非常にシンプルかつ制御された構成となっており、意図的な画面離脱やブラウザ外操作を抑制する仕様になっています。管理者側では受験状況のリアルタイムモニタリングが可能で、異常があった場合にはその場での対応や後日の検証も柔軟に行えるよう設計されています。

加えて、国際標準のテスト設計言語QTI(Question and Test Interoperability)に準拠しているため、外部LMSやモニタリングツールとの連携もしやすく、より高度な不正検出システムとの統合も視野に入れた活用が可能です。

強み/活用シーン

TAOクラウドJPの最大の強みは、オープンスタンダードに対応した高い互換性とカスタマイズ性です。試験問題の構造化や評価設計を柔軟に行えるため、国家試験・学術評価・大規模アンケート調査など、設問設計の自由度が求められるシーンに向いています。

また、Webベースの試験運用が可能であることから、初期コストや運用負荷を抑えつつ、自社内での独自運用を目指す企業や機関にも最適です。特に、CBT/IBTをハイブリッドで運用したい団体や、段階的にオンライン化を進めたい教育機関にとって、導入ハードルが低く、長期的な運用に耐えうる堅実なソリューションといえるでしょう。

▶ 詳細: https://www.infosign.co.jp/tao-cloud-jp

JAGATオンライン試験システム(JAGAT)

概要

「JAGATオンライン試験システム」は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)が提供する、印刷業界を中心とした資格認定試験向けのオンライン試験プラットフォームです。DTPエキスパート認証試験など、長年にわたる業界標準の試験運営実績を背景に開発された本システムは、リアルな試験会場に匹敵する監視環境と、公平性の高い評価運用をオンラインで実現することを目的としています。

不正対策における代表機能

JAGATオンライン試験システムでは、PC内蔵カメラに加えてスマートフォンなどの副カメラを併用する「2カメラ体制」による監視を導入しており、受験者の顔だけでなく、手元や周囲の動きまで広範囲にモニタリングできる設計です。試験中は、AIによる視線追跡・音声検知機能が稼働し、不自然な視線の動きや発話が検出された場合には、自動でフラグが立つ仕組みとなっています。

また、試験環境は受験者自身の端末を使用するIBT(Internet Based Testing)でありながら、ログイン認証や受験中の操作制御、映像録画・保存による後日監査にも対応。試験終了後は監督者によるレビューが可能なため、リアルタイムでの監視と事後チェックの二重体制により、不正の発生を強力に抑止しています。

強み/活用シーン

印刷・出版・デザイン業界をはじめとする技能検定や専門資格試験において、JAGATが長年蓄積してきたノウハウを活かし、オンライン試験の設計・運用・監査をワンストップで提供している点が大きな強みです。

また、対象受験者が全国に分散している場合でも、個別の環境に合わせた遠隔監視を実現できるため、会場受験と変わらない公平性と信頼性を担保することが可能です。高度な監視体制をオンラインで構築したい団体・業界団体にとって、有力な選択肢となるでしょう。

▶ 詳細: https://www.jagat.or.jp/

まるっとオンライン検定試験システム(株式会社ジェーピークリエイト)

概要

「まるっとオンライン検定試験システム」は、検定試験の企画から当日の運営、映像監視、採点、結果通知までをワンストップで提供する、株式会社ジェーピークリエイトの委託型オンライン試験サービスです。業界・団体・自治体などが自らの試験をオンライン化したい場合に、専門スタッフが全面的に運営支援を行うことで、最小限のリソースで安全・公正な試験実施を可能にします。

不正対策における代表機能

本サービスの大きな特長は、試験中にリアルタイムで映像監視を行う有人体制と、録画保存による事後確認体制の両立です。受験者は試験開始前に本人確認を受け、ログイン後は常時監視のもとで受験を行います。受験中の映像は専門の監視スタッフがリアルタイムでモニタリングし、不審な動作や視線、音声などがあれば即座に記録・対応される体制が整っています。

また、受験端末への操作制限や、問題のランダム出題・選択肢シャッフルといった機能も標準で組み込まれており、受験者同士の情報共有や外部ツールの使用を防止します。試験後の録画データと操作ログは保存され、後日の検証や証拠保全にも活用可能です。

強み/活用シーン

初めてオンライン試験を導入する団体や、社内に試験運営のリソースが乏しい企業・業界団体にとって、「企画・設計・運用・監視」をすべて外部に任せられる点は大きな安心材料となります。

特に、認定試験・検定試験・自治体主催の資格試験など、一定の信頼性と公平性が求められる場面で、高度な不正対策と専門的な運営ノウハウを兼ね備えたこのサービスは、非常に有効な選択肢です。

▶ 詳細: https://onlinetest-hikaku.info/list/online-test/

まるごとオンライン試験(株式会社教育ソフトウェア)

概要

「まるごとオンライン試験」は、学校法人や専門学校、塾などの教育機関を主な対象としたオンライン試験システムです。株式会社教育ソフトウェアが提供する本サービスは、教育現場での実運用に最適化された設計となっており、初めてオンライン試験を導入する学校でも安心して利用できるUIと導入支援体制が整っています。

不正対策における代表機能

不正防止の観点からは、本人確認機能が標準装備されており、受験者がログインする際に顔認証やID照合などの確認プロセスを踏むことで、なりすましや代理受験のリスクを軽減しています。試験中には、タブ移動や他のアプリケーションの起動を制限する機能が動作し、外部情報へのアクセスを防止。

さらに、問題のランダム出題や選択肢シャッフル、試験時間の制限といった基本的な出題制御機能が実装されており、受験者間での情報共有による不正も抑制されています。試験終了後には、受験者の操作ログや成績データが一括で保存され、事後の確認やレポート提出にも活用可能です。

強み/活用シーン

本サービスの最大の魅力は、教育機関での試験運営に特化した「かんたん導入」「わかりやすい操作性」にあります。教員が複雑なシステム操作を覚えずに試験を作成・配信できる点や、学生が直感的に操作できる受験画面など、ユーザーのITリテラシーに左右されにくい設計が評価されています。

そのため、定期試験、単位認定試験、入試、模擬試験など、日常的に発生する多様な試験運営に適しており、オンライン試験を「日常の延長線上」で実施したい学校法人には特におすすめです。

▶ 詳細: https://www.kyoikusw.co.jp/campaign-pages/marugoto-online-exam/

Excert(株式会社ピープルドット)

概要

Excert(エクサート)は、IBT(Internet Based Testing)方式に特化したオンライン試験システムで、株式会社ピープルドットが提供しています。AI監視と遠隔試験官のハイブリッド体制を備えたこのシステムは、企業の採用試験や資格認定試験、教育機関の遠隔試験など、幅広い場面で導入されており、厳格な不正対策と高い操作性を両立している点が特長です。

不正対策における代表機能

Excertは、AIによる受験者の動作監視を中心としたリアルタイム不正防止体制を構築しています。試験中、受験者の顔の向き、視線の動き、画面離脱、カメラ外の人物映り込みなどをAIが自動で検知し、異常があれば即時アラートが発報されます。これにより、監視員が状況に応じて介入できるため、不正が起こる前に予防的な対応が可能です。

また、Excertは試験前にeKYC(電子本人確認)を実施し、顔写真付き身分証との照合で代理受験を防止。試験中の全行動は録画・ログ化されており、後日の検証や監査にも対応しています。特に複数端末の操作や画面キャプチャなど、ツールを用いた不正にも強く、企業や団体のセキュリティポリシーに則した試験運営が可能です。

強み/活用シーン

Excertは、採用選考や資格認定といった「1回限りで公正性が極めて重視される」試験において特に強みを発揮します。試験官の配置や試験時間の制御など、運営側のコントロール性も高いため、複数拠点や国をまたいだグローバル試験にも適しています。

また、システムの柔軟性と安定性から、短期間での大規模受験(例:数千人規模の全国一斉試験)においても十分な実績があり、「不正リスクを徹底的に排除したい」という団体にとって非常に頼れるソリューションです。

▶ 詳細: https://lp.excert.org/

CBT試験サービス(日本通信紙株式会社)

概要

CBT試験サービスは、日本通信紙株式会社が提供する全国展開型の会場受験特化型ソリューションです。全国47都道府県に専用テストセンターを構え、会場運営からシステム提供、受験者サポートまで一貫したサービス体制を構築。自治体・国家資格団体・大企業の人材評価試験などで数多くの導入実績を誇っています。

不正対策における代表機能

本サービスの不正対策の根幹は、会場受験という物理的なセキュリティ環境に加え、受験端末における高度な操作制御にあります。試験開始時には、本人確認として顔写真付き身分証と受験票の照合を行い、なりすましや代理受験のリスクを遮断。試験中は、受験端末が専用の試験環境でロックされており、インターネットアクセスや他アプリケーションの起動、コピー&ペーストといった操作は一切できない仕様となっています。

また、受験者の挙動は監視スタッフによってリアルタイムにチェックされ、問題行動があった場合はその場で注意・退室措置が取られる体制も完備。試験終了後には操作ログと映像記録が保管され、必要に応じた監査・再調査にも対応可能です。

強み/活用シーン

CBT試験サービスは、紙試験からの移行を検討する団体や、厳格な試験実施が求められる国家資格・公的認定試験において特に有効です。すでに全国のテストセンターが整備されているため、自社での会場確保や運営負担を削減しつつ、受験者にとってもアクセスしやすい受験環境を提供できます。

特に、受験者数が多く、複数日程・多拠点での試験実施が必要な団体にとっては、試験品質の平準化と不正防止の両立が可能なソリューションです。

▶ 詳細: https://cbt.e-ntk.co.jp/top/services/cbt

オンラインテストセンター(OLTC)(株式会社CBTソリューションズ)

概要

「オンラインテストセンター(OLTC)」は、CBT・IBT試験の両方に対応する株式会社CBTソリューションズが展開するオンライン試験プラットフォームです。官公庁、大手企業、大学・専門学校などでの豊富な運営実績を誇り、厳格な試験運営を可能にする高性能な監視技術と柔軟なカスタマイズ性が支持されています。

不正対策における代表機能

OLTCでは、独自のAI監視システム「Remoty AI+」を中核に、不正行為の兆候をリアルタイムで検出・分析する仕組みが構築されています。具体的には、受験者の顔認証・目線トラッキング・口元の動き・周囲の人物の映り込みなど、複数の観点からAIが異常行動を検出。受験中に問題行動が疑われる場合には、即座に管理画面にアラートが表示され、試験監督が即時に介入できる体制が整っています。

また、試験中の映像・音声・画面操作ログはすべて記録・保存され、試験後の詳細なレビューや監査対応にも活用可能。タブ移動や外部アプリケーションの起動制限といった端末制御も標準実装されており、不正行為の余地を極限まで減らした設計です。

強み/活用シーン

OLTCは、高信頼性と高セキュリティが求められる官公庁系試験や、企業の重要な社内評価試験などに数多く導入されており、特に「オンラインでも会場試験と同等の不正防止体制を構築したい」というニーズに最適です。

また、受験者数が多く、地域を問わず全国からのアクセスを想定した広域対応試験にも向いており、AI監視による省人化とリアルタイム対応の両立が可能な点は、今後のオンライン試験の主流モデルの一つといえるでしょう。

▶ 詳細: https://cbt-s.com/service/oltc/

360度Webカメラ+AI試験システム(一般財団法人 全日本情報学習振興協会)

概要

360度Webカメラ+AI試験システムは、一般財団法人 全日本情報学習振興協会が提供する、遠隔監視型のIBT試験における最先端の不正対策ソリューションです。通常の前方固定カメラでは監視できない受験者の周囲全体を捉えることで、不正行為の兆候を漏れなく監視・記録するという、極めて高度な監視体制をオンラインで実現しています。

不正対策における代表機能

このシステムの最大の特長は、受験者のデスク周囲360度をリアルタイムで映し出すWebカメラと、それを解析するAI監視エンジンとの連携にあります。AIは、視線の動き、手元の挙動、背後からの人の出入り、音声の発生、異常な姿勢の変化など、多数のパラメータを複合的に解析。疑わしい行動がある場合には自動的にフラグが立ち、監視者に通知されます。

さらに、本人確認についても受験前の顔認証に加え、試験中に継続的な照合が行われ、途中交代や偽装などの行為を防止。映像と音声は録画され、試験後の監査にも対応します。AIによる自動ログ生成と併用することで、監視の精度と効率を両立しています。

強み/活用シーン

このシステムは、特に「不正が絶対に許されない」試験環境に向いており、大学入試、国家試験、専門職認定試験などに最適です。従来のIBTでは対応が難しかった受験者の背後や左右の監視が可能になることで、従来のIBTとは一線を画した高信頼な試験運用が可能です。

また、AIによる監視の自動化により、少人数の運営体制でも多数の受験者を同時にモニタリングできるため、監視コストの最適化と不正防止の高度化を同時に実現できる点も大きな魅力です。

▶ 詳細: https://www.joho-gakushu.or.jp/

導入前に確認したいステップと注意点

要件整理と社内合意形成

システム導入の第一歩は、試験の目的と要件を明確にすることです。例えば「受験者数は何人か」「実施頻度は?」「不正対策のレベルは?」といった点を洗い出し、社内での共通認識を形成することが不可欠です。

関係部門(人事・情報システム・教育部門など)との協議を早めに始めておくことで、導入後のトラブルを未然に防げます。

無料トライアル・デモの活用

導入候補のシステムは、必ずトライアルを実施し、実際の使用感や機能性、受験者の視点での使いやすさを確認しましょう。

・画面の操作性
・回線の安定性
・監視機能の挙動
・問題作成・配信フローのわかりやすさ

などの観点から総合的に評価することが大切です。

サポート・トラブル対応の確認

試験当日は、トラブル対応のスピードが問われます。サポート窓口の有無・対応時間・緊急時のフローについても確認しておきましょう。

万が一のサーバーダウンや通信障害が発生した際に、再試験の手配が可能か、受験者への連絡手段が用意されているかといった点も評価対象となります。

まとめ|安心・安全なテスト運営を実現するために

オンラインテストシステムは、単なる「試験のデジタル化ツール」ではなく、公平性と信頼性を確保するための戦略的インフラとも言えます。

特に不正対策機能に注目して選定することは、運営側のリスク低減と、受験者への信頼構築に直結します。

・CBT/IBT対応の柔軟性
・AI監視や顔認証などの不正防止機能
・安定したサポート体制

こうした観点から、自社に最適なシステムを選ぶことが、安心・安全な試験運営の第一歩となります。

今後の試験運営においては、紹介した「スマート入試」では、信頼性と機能性を兼ね備えたプラットフォームの活用が強く推奨されます。

6分でわかる! オンライン試験サービス「スマート入試」紹介資料

スマート入試はPCカメラの他にスマートフォンのカメラを第二のカメラとして活用し、7つのAIを駆使することで不正抑止効果を飛躍的に高めたオンライン試験システム/不正監視システムです。 スマート入試のサービスの概要や料金プランを知りたい方は、まずこちらの資料をご覧ください。

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